FeeMo(フィーモ)は、妊活・不妊治療の最新情報をお届けする総合ポータルサイトです。

【妊活中の新型コロナワクチン接種】不妊になるって本当?悪影響はないの?

【妊活中の新型コロナワクチン摂取】不妊になるって本当?悪影響はないの?
目次

妊活や不妊治療中の方は、新型コロナワクチンの接種を特に悩むもの。「不妊症になるって本当?」「将来の妊娠に悪影響があるのでは?」と不安な方も多いでしょう。

また、情報が多すぎてどれを信じていいのかわからない、という声もよく耳にします。

そこで今回は、妊活や不妊治療中の方のために、新型コロナワクチンのよくある疑問について調べました。

すべて厚生労働省や⽇本産婦⼈科感染症学会といった、公的機関の情報からまとめています。

疑問や不安のある方は、ぜひ読んで参考にしてくださいね。

ワクチンを摂取すると不妊になるって本当なの?

科学的な根拠はありません。ワクチンは卵巣や精巣にはほとんど到達しません。

新型コロナワクチンは、接種したところに多くが留まり、卵巣や精巣に到達したのはごくわずかしかない、というラットによる実験結果が報告されています。

また、同様の実験で、ワクチン未接種と摂取後の妊娠率や赤ちゃんの数、大きさには差がなく、摂取後に生まれた赤ちゃんにも異常はなかったとの結果も出ています。

つまり、ワクチンは卵巣や精巣にほとんど到達しないため、妊娠への影響も出なかったという結果だと考えてよいでしょう。

実験なのでラットによる結果ではありますが、人でもワクチンの臨床試験中に妊娠した方もいるという報告もあります。*1 *2

遺伝情報を投与するという新型コロナワクチン。将来の自分や未来の子どもに影響があるのでは?

数分から数日で分解されるため、長期的な影響はありません。

新型コロナワクチンは、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンという新しい仕組みで、遺伝情報の一部を注射します。

遺伝情報といっても、ワクチンで投与されるmRNAは、数分から数日で分解されるもの。

「でも、分解される前にDNAに組み込まれるのでは?」と思うかもしれません。しかし、遺伝情報は一方通行で、「DNA→mRNA」には流れますが「mRNA→DNA」には流れないのです。

ですので、ワクチンの遺伝情報がDNAに組みこまれることもありません。*3

妊活や不妊治療中でもワクチン摂取をしていいの?摂取後は一旦休んだほうがよいの?

摂取できます。妊活や不妊治療を休まなくて大丈夫。ただし、採卵などを予定している方は主治医と相談を。

妊活や不妊治療中を含む妊娠を希望する方には、妊娠前のワクチン接種が推奨されています。

それは、妊娠後期に感染すると重症化の割合や早産率が高く、リスクが大きいため。

また、妊娠に悪影響を及ぼすという報告はなく、妊活や不妊治療を休む必要もありません。

しかし、不妊治療での採卵や移植などを予定している場合は、調整の必要がある場合も。

というのも、ワクチンの副反応でよくある発熱などの体調不良の状態では、不妊治療の処置が受けられないからです。かならず主治医の先生と相談しましょう。*4 *5

ワクチンを摂取後に不正出血したって聞いたけれど、大丈夫なの?

ワクチンによって不正出血や生理不順がおきることはありません。

「ワクチン摂取後に不正出血があった」「出血量が増えた」などの声を聞くと、心配になりますよね。

しかし、ワクチンが生殖器に直接作用して、不正出血や月経不順をおこすことはありません。

「でも、実際に不正出血をした人がいるのはなぜ?」と思う方もいるでしょう。

その理由は現時点ではわかっていませんが、ワクチン摂取やその副反応のストレスによって、一時的に不正出血や月経不順がおこっているのではないかと考えられています。*6

ワクチン摂取後にできる抗体が胎盤を攻撃するって本当なの?

科学的な根拠のない誤情報です。

SNSによって拡散された「ワクチン接種後にできる抗体が胎盤を攻撃する」という、米国の製薬会社の元職員の主張。目にして不安になった方も多いでしょう。

その主張は、コロナウイルスの「スパイクたんぱく」は、妊娠に必要な「胎盤のたんぱく」と似ている。だから、ワクチンを摂取すると体内で作られる「スパイクたんぱく」の抗体が、「胎盤のたんぱく質」まで攻撃してしまって不妊になる、というもの。

しかし、実際にはふたつの類似性は少なく十分に違う構造で、その主張は科学的根拠のない誤情報だったことが確認されています。*7

自分で決められないときは、ひとりで悩まず専門家に相談しましょう。

不安の多い妊活や不妊治療中に、新型コロナワクチンの摂取という悩ましい選択が加わり、なかなか決断できない方も多いと思います。

妊婦さんへのワクチン優先接種が各地ではじまり、いまでなくてもよいのでは?と思う方もいるかもしれません。

しかし、「妊娠後の感染はリスクが大きいため、妊娠を希望している方は妊娠前に摂取しておきましょう」というのが、厚生労働省や⽇本産婦⼈科感染症学会の見解です。

最終的な判断は、自分自身でするしかありません。もし、どうしても不安が大きい方は、ひとりで抱え込まず、専門家に一度相談してみることをおすすめします。


<参照>
*1 : 厚生労働省「ワクチンを接種することで不妊になるというのは本当ですか。」
*2 : 厚生労働省「不妊になるって本当?妊娠中でも大丈夫?女性のための新型コロナワクチン(mRNAワクチン)解説」
*3 : 厚生労働省「mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンはワクチンとして遺伝情報を人体に投与するということで、将来の身体への異変や将来持つ予定の子どもへの影響を懸念しています。」
*4 : 厚生労働省「私は妊娠中・授乳中・妊娠を計画中ですが、ワクチンを接種することができますか。」
*5 : ⽇本産婦⼈科感染症学会「COVID-19ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅へ」
*6 : 「ワクチン接種により不正性器出血(不正出血)や月経不順が起こるのは本当ですか。」
*7 : ⽇本産婦⼈科感染症学会「⼥性のみなさまへ新型コロナウイルスワクチン(mRNAワクチン)Q&A」

※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
シェアする

関連記事

The logo icon of facebook.

おすすめ特集

The logo icon of facebook.

フィーモとは

妊活・不妊治療の最新情報をお届けする総合ポータルサイト