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PGT-A(着床前診断)について

着床前診断PGT-Aとは

妊活・不妊治療と聞くと、いつ終わるかわからない、莫大な金額が掛かる…
そんなイメージを思い浮かべるのではないでしょうか?

それは事実かもしれませんが、国も不妊治療の一部保険適応化や、助成金の拡充など国をあげて対策を進めています。
著名人の妊活や、不妊治療の公表など、少しずつですが妊活・不妊治療のハードルも下がってきているように感じますね。

ただ、妊活・不妊治療にまつわる情報があふれていて、正直何をしたら良いのかわからないというところが本音ではないでしょうか?

正しい情報を知らずに取り組んでしまうと、遠回りをしてしまうケースも少なくありません。妊活・不妊治療は十人十色です。正解はありません。だからこそ、夫婦で正しい情報を調べて、メリットデメリットをしっかりと把握して、夫婦で決断していく、ということがとても大切です。

今回は、数ある不妊治療の中の”着床前診断”という方法をご紹介していきたいと思います。

妊娠率が約2.2倍?!着床前診断ってどんな検査?

2019年12月、欧州ヒト生殖医学会誌に驚きの研究結果が発表されました。

着床前診断を受けた人と、受けていない人でテストを実施した結果、着床前診断を受けていない人に比べて、着床前診断を受けた人の妊娠率が約2倍近く向上したという研究結果が発表されました。※1

※1 着床前検査を受けた群では胚移植あたりの妊娠率が68.9%(31/45)、受けない群では30.8%(24/78)で、着床前検査を受けることで胚移植あたりの出産率が統計的に有意に向上したと報告しています。なお、流産率については症例数が少なすぎて有意差は検出できなかったとしています。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31811307/

妊娠率が約2.2倍?!着床前診断ってどんな検査?
提供:PIXTA

数値だけみると、疑いたくなるような数値ですね。
何故、ここまで差がついたのでしょうか。

実は、妊娠初期の流産の原因で最も多いものは胎児の染色体異常なんです。染色体に異常があることが妊娠前にわかっていたら…

妊娠率が向上する理論はわかりますよね。
着床前診断とは、簡単に言うと正常な受精卵(胚)がわかる遺伝子・染色体検査です。

卵子と精子を複数採取し、体外受精後、受精卵(胚)の一部の細胞を採取し、検査をします。

そこで染色体に異常がある異数性受精卵(胚)がわかるので、正常な受精卵(胚)を母体に戻す(移植)します。

移植後、無事着床したら、晴れて妊娠、ということです。

まとめると、着床前診断は、染色体異常が原因の流産のリスクを軽減することで、妊娠率を向上させることが期待できる検査なんです。また、治療の回数軽減も期待されています。

出生前診断(NIPT)と着床前診断(PGT-A)の違いは?

最近よく聞く出生前診断(NIPT)と違うのか?と疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
よく似ている言葉ですが、まったく違う診断です。

「出生前診断」は、”妊娠後”に採血(血液)から染色体異常を調べる検査で、
「着床前診断」は、”妊娠前”に受精卵(胚)から染色体異常を調べる検査 になります。

タイミングも方法も異なりますが、それぞれの目的の違いが最も重要で、

「出生前診断」は、 出生前に胎児の状態や疾患等の有無を調べておくことによって、生まれてくる赤ちゃんの状態に合わせた最適な分娩方法や療育環境を検討することを主な目的として行われることに対し、
「 着床前診断 」は、遺伝性疾患または遺伝性ではない疾患に罹患した児の出生を回避し、妊娠率・出産率を向上させることを主な目的として行われます。

そして、出生前診断は妊娠後の検査なので、万が一染色体が異数性だった場合、夫婦に委ねるにしては重すぎる決断をしなければならないこともでてくるでしょう。
それに比べて着床前診断は妊娠前に検査を行うので、夫婦の心身の負担は少ないかもしれませんね。

アメリカではここまで進んでいる?!アメリカの着床前診断の状況

アメリカには、着床前診断に関する規制する法律はありません。原則個人の判断に委ねられています。

さかのぼること1980年代から着床前診断の研究と臨床を行い、今もスタンダードな検査として活用されている検査の一つです。

不妊治療の一環としてはもちろん、『ファミリーバランシング(Family Balancing)』の目的での男女産み分けも容認されています。(健康な第一子をすでに授かっていて、第二子以降の妊娠を試みる場合のみ、夫婦が希望する性別の受精卵を移植)
にわかに信じがたいですが、アメリカはここまで進んでいるんです。

要するに、科学の力を使って不妊の悩みや、男女産み分けの悩みなどを解決できる時代はもうそこまで来ているのです。

不妊治療の一環としてはもちろん、『ファミリーバランシング(Family Balancing)』の目的での男女産み分けも容認されています。
提供:shutterstock

日本の現状

日本の現状
提供:PhotoAC

現在は日本でも、倫理的な観点から、対象を限定して着床前診断を実施しておりますが、日本産婦人科学会は2021年6月に対象を拡大する方針を決めました。

参考記事:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210627/k10013106331000.html

徐々にですが、明るい兆しが見えてきています。
とはいえ、まだまだ超えなくてはならないハードルがいくつもあります。

日本で受け入れてくれる病院がないから、規制のないアメリカへ受精卵(胚)を送って検査をしてもらうというサービスもあるくらいです。
ただ、それだとコストや時間面でなかなか踏み切れませんよね。

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