タイミング法のマストアイテム「排卵日予測検査薬」の正しい使い方
「タイミング法を始めたけど、ちゃんと排卵しているのか不安」
「排卵日予測検査薬が気になるけど、使い方がわからない」
妊活をするうえで、排卵日を知っておくことはとても大切です。しかし「本当にこのタイミングでいいのかな?」と不安になることもあるでしょう。そこで便利なのが排卵日予測検査薬です。
排卵日予測検査薬は正しく使わなければ排卵日を正確に知ることはできません。
ここでは、正しい使い方からおススメの排卵日予測検査薬まで詳しくご紹介します。
そもそも排卵日予測検査薬で何が分かるの?
排卵日予測検査薬を使うことで、排卵日が約1日前にわかります。
排卵日の前や直後がもっとも妊娠しやすいと言われているため、排卵日を前日に知ることでタイミングを取りやすくするのです。
排卵日が近づくと、黄体形成ホルモン(LH)の量が急激に上昇するLHサージが見られます。
排卵日予測検査薬はこのLHサージを感知することで、排卵日を予測するものです。
LHサージが見られると約40時間以内に排卵が起こると言われています。
排卵日の把握が妊活で重要になる理由とは?
ところで、なぜ妊活をするうえで排卵日が重要になるのでしょうか。排卵とは卵子が卵巣から放出されること。卵子の寿命はわずか24時間しかありません。精子の寿命は約72時間だということを考えると、とても寿命が短いことがわかります。
卵子の寿命を考えると、1か月のうちで妊娠の可能性があるのはたったの数日です。排卵されてから24時間以内に精子と出会わなければ妊娠は成立しません。そのため、排卵日を把握してタイミングを取ることが大切なのです。
排卵日予測検査薬を使うタイミング
排卵日予測検査薬は、生理予定日の17日前から使い始めます。生理が始まる約2週間前に排卵が起こるためです。
使い方は次の2通りがあるので、ライフスタイルに合った方法を選びましょう。
1日に1回検査する方法
毎日ほぼ同じ時間に1回検査をしてください。同じくらいの時間であれば何時頃でも問題ありません。
1日に2回検査する方法
朝と夜など、毎日ほぼ同じ時間に2回にわけて検査をしてください。同じくらいの時間であれば2回とも何時に検査しても問題ありません。
排卵日予測検査薬の使い方や注意点
排卵日予測検査薬の使い方はとても簡単です。採尿部に尿を2秒かけるか、尿を入れたコップに2秒ひたし、キャップをつけて平らなところに置けば完了します。
置いてから5分後に判定窓に赤紫色のラインが出ていれば、もうすぐ排卵が起こるというサインです。
判定ラインの見方
尿をかけると、判定窓に基準ラインが現われます。基準ラインよりも濃い、もしくは同じ濃さのラインが出れば陽性です。基準ラインより薄いか、まったくラインが出なかったときは陰性となります。
使うときの注意点
もし排卵日予測検査薬を使い始めた初日から陽性が出た場合、すでに排卵が起こっている可能性があります。この場合は早めにタイミングを取りましょう。明らかな陽性が出ないまま生理が始まったり、毎日のように陽性が出続けたりしている場合は早めに産婦人科を受診して検査をしてもらうと安心です。
海外製の排卵日予測検査薬のメリット・デメリット
日本製と比べて1本あたりの価格が3分の1から4分の1程度で購入できる海外製の排卵日予測検査薬もあります。
メリット
日本製と比べて安いこと、そして感度が高いことが大きなメリットです。
日本製の排卵日予測検査薬は、黄体形成ホルモンの量が30~50mIU/mLを超えなければ感知できません。
「IU」とは1ml中にどれくらいの黄体形成ホルモンがあるかどうかを表すものです。数字が小さいほど感度が高いことを意味しています。海外製の場合は日本製より少ない20~25mIU/mL で感知できるものがほとんどです。
デメリット
海外製のものは基本的にコップに尿をためてそこに検査薬をつける必要があります。尿をかけるだけでは検査できないため、使いやすさに劣ることがデメリットです。
また日本製と比べて作りが簡単なため「これで本当に検査できるの?」と不安になってしまう方もいるでしょう。
編集部おススメの排卵日予測検査薬6選
ロート製薬 ドゥーテスト
少ない黄体形成ホルモンの量(30mIU/mL)でも感知でき、価格がもっとも安いのがドゥーテストです。基準ラインより濃いラインが出るか出ないかだけで判断できるため、陽性を見分けやすいことから使いやすいと評判を集めています。
アリナミン製薬株式会社 ハイテスターH
判定窓に出るラインの本数で陽性かどうかを判断する検査薬です。最大3本までラインが出るようになっており、ラインの本数が多いほど黄体形成ホルモンの量も多いことを表しています。前日の検査よりもラインの本数が増えていれば陽性です。
株式会社アクラス チェックワンLH・Ⅱ
40mIU/mLから黄体形成ホルモンの量を感知できます。上2つの排卵日予測検査薬と比べると感度は低いのですが、比較的リーズナブルな価格で購入できることが特徴です。
ドクターズチョイス ワンステップ排卵検査薬クリア
1本あたり108円。黄体形成ホルモンの量はわずか20mIU/mLから検出できます。ラインが2本出れば陽性です。濃淡で判断しなくてよいので使いやすいでしょう。
ラッキーテスト
1本あたり108円。黄体形成ホルモンの量はわずか20mIU/mLから検出できます。ラインが2本出れば陽性です。濃淡で判断しなくてよいので使いやすいでしょう。
A-check(エーチェック)ワンステップ排卵検査薬
25mIU/mLから黄体形成ホルモンを検出できます。米医薬品局(FDA)意外にGMPやEU認証も取得していることが特徴です。