【2人目不妊が辛い】授からない原因や1人目との違い、不妊治療クリニック選びのポイント
2人目不妊の悩みを抱える方が増加しています
「2人目はまだ?」そんな周囲からのことばに、悩みや辛さを抱える2人目不妊の方が増えています。2人目不妊に明確な定義はありませんが、タイミングを合わせても半年〜1年以上妊娠しなければ、二人目不妊と捉えるのが一般的なようです。
この記事では、2人目不妊の辛さや原因、不妊治療をはじめる時期について解説します。また、子連れでの不妊治療クリニックに選びのポイントもご紹介します。2人目不妊でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
周囲のことばに傷つき、ママ友の妊娠が羨ましい…2人目不妊の辛さと対処法
義理親や実親、ママ友からの「2人目はまだ?」「ひとりっ子はかわいそう」に傷つき、子どもからの「きょうだいがほしい」に胸を痛める。ママ友の2人目妊娠が羨ましくて落ち込み、非協力的な夫にイライラ。一方で、「1人いればいいじゃない」「贅沢な悩み」とも言われ…。八方塞がりの心境になる方も多いのではないでしょうか。
事情を知らない相手に、察して言動を変えてもらうのは難しいことですよね。やはり対処法は、自分の受け止め方を変えること=割り切って軽く聞き流すことです。「それができないから悩んでいるのに…」そう思われる方もいるでしょう。しかし、正面から全身で受け止め傷つき、ストレスを抱えてばかりでは、妊娠どころではありませんよね。もし会うたびに辛いことばを言う親やママ友がいるなら、一旦距離を置いてしまいましょう。
そして一番大切なのは、ひとりで悩まないこと。2人目不妊を夫婦の問題としてとらえ、ふたりで意識をあわせるようにしましょう。
1人目は授かったのになぜ?2人目不妊の原因を知ろう
「1人目は自然に妊娠できたのに、なぜ2人目は授かれないんだろう?」そう悩む方は少なくありません。しかし、1人目と2人目では、身体も状況も大きく変化しているため、妊娠しやすさも大きな違いがあるのです。
2人目不妊の主な原因
- 卵子や精子の老化による妊娠力の低下
- 加齢による子宮筋腫や子宮内膜症などのトラブル
- 妊娠・出産後の肥満や、ダイエットによるホルモンバランスの崩れ
- 育児や家事、仕事の疲れによる性交渉の減少
どれかひとつ大きな変化が原因となっている場合だけでなく、ひとつひとつは小さな変化であったとしても、複数が積み重なって不妊につながっている場合もあります。当てはまるかも、という方は、不妊治療クリニックで相談してみることをおすすめします。
2人目不妊、早めに治療をはじめたほうがよいのはこんな方
授乳中は生理の再開が遅れたり、卵胞の成長が遅れたりする傾向があるため、2人目の妊活は卒乳後にはじめるのがよいと言われています。2人目の不妊治療は、妊活をはじめて半年〜1年ほど経っても妊娠しなければクリニックを受診してみるとよいでしょう。なかでも、下記の項目に該当する方は、まずはクリニックでひと通りの基本検査を受けることをおすすめします。
こんな方は早めの受診がおすすめ
- 35歳以上で1人目を出産した
- 1人目を不妊治療で授かった
- 1人目は自然妊娠だったが、妊娠するまでに時間がかかった
- 卵が育たない、育ってもうまく排卵できないなど排卵障害がある
- 子宮内膜症や子宮筋腫など、子宮のトラブルがある
子連れでの不妊治療、クリニック選びのポイントは?
最近では、子連れでの受診が可能なクリニックも増えています。しかし、まだ静かにしていられない小さな子どもとの通院は、実際にはとてもたいへんです。
子連れOKのクリニックでも、大半は1人目の不妊の方。子どもを見たくないという心境の方も少なくありません。子どもが泣いたり大きな声を出したりすると、きびしい視線を感じることもあります。
また、子どもに対しては、通院につきあわせたうえ、移動中もクリニックでも「静かにして」と叱ってばかり。まだ静かにしつづけるのが難しい年齢なのに、子どもにまで負担をかけていると悩むこともあるでしょう。
最近では、クリニック側でも1人目2人目両者への配慮として、子連れでも通院しやすいサービスを提供しているクリニックが増えてきています。クリニック選びの際は、時間や場所と同様に、検討材料のひとつにするとよいでしょう。
クリニックの子連れ通院しやすさに配慮したサービス
- 院内にキッズルームや託児室がある
- 別途子連れ専用待合室が用意されている
- 子連れ受診優先の時間帯が設定されている
- 近隣託児所の割引サービスがある
2人目不妊も、ひとりで抱え込まずに相談を
2人目不妊は、1人目とはまったく違う悩みや辛さがあり、まだまだ理解されていないのが現状です。身体的にも心理的にも負担の多い2人目の不妊治療。ひとりで抱え込まず、夫婦や家族で負担をできるだけ減らす方法を見つけて、うまく乗り越えられるとよいですね。
「2人目不妊かもしれないけれど、いきなりクリニックに行くのは不安」「不妊治療はどんなことをするのか詳しい人に聞いてみたい」そんな方は、まず専門家に一度相談してみてはいかがでしょうか?